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上越地域の救急医療体制

救急医療体制とは

休日や夜間にみなさんがケガや病気になったとき、迅速な救命救急措置を行うための医療体制のことで、「重症度」に応じて初期(一次)、二次、三次救急医療という3段階の体制をとっています。

初期救急医療軽症(入院の必要がない、処置後に帰宅可能)の方を診療する救急医療です。「重症度」を判断する役割を担っています。

開業医(一般診療所)、上越休日・夜間診療所

初期救急医療入院治療や手術を必要とする重症の方に対応する救急医療です。主に入院設備のある病院が該当します。

新潟労災病院、上越総合病院、けいなん総合病院、上越地域医療センター病院、
県立妙高病院、県立柿崎病院、知命堂病院

初期救急医療二次救急医療では対応できない、高度な処置が必要な重篤患者に対応する救急医療です。救命救急センターのある病院等が該当します。

県立中央病院

二次・三次救急医療では、深刻な問題を抱えています

救急医療機関のうち特に患者数の多い、県立中央病院、新潟労災病院、上越総合病院の救急患者数の合計は年間およそ2万人となっています。
そのうち、救急車で運ばれてくる救急搬送患者は約3割で、残りの約7割は自家用車もしくはタクシー等で救急外来を受診する自主来院患者です。受診者の大半を緊急度の低い自主来院患者が占めているのです。
病院の救急外来の機能は、少数の重症患者を診療することに特化しているため、多数の患者を診療できる体制にはなっていません。緊急度の低い方が多く受診することで、病院はかなりの負担を強いられています。

>> 病院の救急患者数推移をこちらからご覧いただけます

上越休日・夜間診療所とは

上越休日・夜間診療所は、平日の夜間や休日といった、町の開業医の先生が休診している時間帯に、患者さんを診療するため開設されている初期救急医療機関です。

>> 診療時間等の情報はこちらをご覧ください

>> 上越休日・夜間診療所 患者数推移をこちらからご覧いただけます

病院の救急外来を安易に受診する方が増えると

救急外来イメージ病院の救急外来は、緊急性の高い患者さんのためにあります。
軽症な方が病院の救急外来を安易に受診する状況が続けば、「命の危機にある重症患者」から医療を受ける機会を奪いかねません。
本当に必要な人が必要な時に医療を受けられるように、救急医療体制に御理解をいただき、医療機関の適正な受診について御協力ください。

病院の救急外来を受診したり、救急車を呼ぶ前に、まずは開業医の先生に相談したり、上越休日・夜間診療所を御利用ください。

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