「斜面に育つ杉」
撮影:高橋慶一
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:山の中の僻地診療所である中ノ俣診療所に週1回通うようになって18年を超えた。敷地の裏の崖斜面に細い杉が生えていたのが、雪で折れもせず順調に成長し、かなり大きな木になり、年月の経過を教えてくれる。中ノ俣の古い家の座敷は、一方の端がアーチ状に曲がった梁が高い天井を支えている。あの端が曲がった材木は、このように斜面で大きくなった木なのだろう。(平成29年1月会報表紙より)
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