2008/03/08 |
平成20年2月21日(木曜日)、上越医師会館において「第17回上越地域学校検診懇談会」が開催されました。この懇談会は、例年、学校検診事業の円滑なる推進を図るため、関係各位の研修と交流の機会として行われており、養護教諭、教育委員会担当者、市役所子育て支援課等、約55名の出席がありました。
今回の懇談会では、上越医師会学校保健担当の高野 諭理事から「小児生活習慣病対応マニュアルについて」と題して、市町村で実施されていた血液検査の対象・項目・判定基準がばらばらであったが、平成17年度の上越市の合併により統一化した。また、学校医・かかりつけ医における事後指導と保護者への対応ため、県内、初の試みとして「小児生活習慣病対応マニュアル」を作成した経緯について報告されました。
特別講演では、東京女子医科大学名誉教授の村田光範先生をお招きし「子どものメタボリックシンドローム」と題して、ご講演をいただきました。小児期メタボリックシンドロームの診断基準の設けられた背景、子どもたちによくない生活習慣が身についてしまう原因を解決していただき、最後に、自分自身の健康のために楽しく、おいしい朝ごはんを食べよう、一日の食事のリズムをしつかり守り、色んな食べ物をよくかんで食べ、生活活動のほかに1日30分は体を動かそうと、まとめられました。質疑応答では、内臓脂肪型肥満は保護者と児童・生徒の理解度が高いと、栄養・運動指導で改善できる。学校での指導・支援は、効率と効果を考えて、できるところから始めるという考えで、行っていただきたいと話されました。 |
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