ハートセーバーAED救急研修会
AHA(米国心臓病協会)公認ACLS普及版の研修
10月29日(日曜日)、AHA新潟から田中敏春先生(新潟市民病院)と多くのインストラクターの方々をお招きして行われました。会場は上越総合病院講堂で上越地域の医療機関などの医師20名、看護師16名を対象に4時間ずつ午前、午後の二部を設けて3人一組で行われました。
研修は2005年版ACLSに基づいた、より現実的に要約されたマニュアルに沿った内容でした。救命は救急車が到着するまでの初期対応の善し悪しが鍵と言えるほど重要です。さらにこの間にAEDが間に合うことも望まれ、研修ではAEDを入れたいくつかの応用パターンにトライしました。
当医師会におけるACLS普及版の研修は4回目ですが、この度の改訂版はさらに効率が追求された結果、よりシンプルな形に整えられていました。また常に4つの救命連鎖(①119番に通報、②心肺蘇生法の実行、③AEDの使用、④二次救急処置)を的確に、素早くつなげていくことの重要性をあらためて全員で認識しました。
研修終了後、実技と筆記の試験が行われ、全員が合格し、後日AHA公認のハートセーバーAED修了証を受け取ることになりました。なにより救命連鎖の始めの三つ(通報、蘇生、AED)を市民の誰でも確実に行えることが大変重要で、地域の救命成績が向上することが願われます。 |