2006/01/31 |
平成18年1月20日(金)午後6時45分から上越医師会館にて、主催上越地域振興局健康福祉環境部、共催上越医師会による「平成17年度エイズイベント(医療講演会)」が開催されました。この講演会は、「エイズ治療が長期化する現在、エイズ拠点病院での治療だけでなく、地域全体で医療提供を行える体制づくりが重要であり、感染者の現状と課題を知ることで適切な医療が提供できる。」ことを目的として、医療関係者を対象に行われました。
講師に『神様がくれたHIV』の著者、北山翔子先生をお迎えし、「神様がくれたHIV‐専門職として、当事者として‐」と題して、ご自身の体験を基に、HIV感染の告知を受けた後、医師から復職へ理解をしてもらえずショックであったことや、親密な関係ほど感染の予防ができないと感じたこと、HIV治療薬の進歩がめざましいことなどご講演いただきました。その一方で、検査を受ける人が増えれば、感染者・患者数も増加するだろうと、潜在化している感染者についても語られていました。
会場には上越地域の医師や保健師、看護師、養護教諭など90名近い医療関係者が出席し、2時間にわたり講演、質疑応答などが行われました。
【参考資料】 性感染症の推移(*PDF) |
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