当センターで特定保健指導を受けた方は、翌年の健診結果で以下のような改善が見られました。
特定保健指導前後の健診における支援レベルの変化
約4割の方が翌年に特定保健指導の対象外(情報提供)になりました。
※特定保健指導では、血圧・糖代謝・脂質で内服治療中の場合は、結果にかかわらず「情報提供」となります。内服治療中の場合は上記データからは除外していますので、指導後に「情報提供」となった男性37.8%、女性37.9%は健診結果が改善したことにより「情報提供」となった方々です。
生活習慣病にかかわる検査項目の改善
腹囲を(平均)数cm減らしただけで、血液にもいい影響が出ています。
検査項目 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
肥満 | 腹囲 | -1.7 ㎝ | -1.4 ㎝ |
体重 | -1.2 kg | -1.0 kg | |
糖代謝 | 空腹時血糖 | -0.7 mg/dl | -0.9 mg/dl |
脂質代謝 | HDLコレステロール | 0.9 mg/dl | 0.6 mg/dl |
中性脂肪 | -14.2 mg/dl | -8.8 mg/dl | |
肝機能 | ALT(GPT) | -3.4 IU/l | -0.4 IU/l |
γ‐GTP | -7.4 IU/l | -0.7 IU/l |
- 対象者は、H20~24年に当センターの健診を受診され、積極的・動機づけ支援該当となり、特定保健指導を受けた方です。
- 2年連続で経年受診された40~64歳を対象としました。(男性717名 49.0±5.9歳、女性124名 49.3±6.0歳)
- 医療機関における指導の影響を排除するため、2年のうちどちらか一方でも血圧・糖代謝・脂質において治療中(内服・非内服)の場合は除外しました。